ギックリ腰 改善症例報告 8
氏名:非公開(50歳男性)
来院日:2023年X月X日
年齢:50歳
性別:男性
住所:県外(詳細は省略)
職業:非公開(一般的な職業)
【主訴】
突然の激しい腰痛(ぎっくり腰)により動作困難を訴える。
発症経緯:数時間前に重い物を持ち上げた際に痛みが増悪。
【初検時の状態】
- 症状:腰部中央に鋭い痛み、前屈・後屈・側屈動作に制限。
- 痛みの程度:VAS(ビジュアルアナログスケール)で9/10。
- 筋肉の緊張:腰部および周辺筋の強い緊張と防御姿勢。
- 神経症状:しびれや麻痺は認められず。
- 過去の既往歴:特になし。
【施術経過】
初回(1日目)
- 内容:
- 安静指導とともに、冷却療法を実施。
- 軽度のストレッチと呼吸法を指導。
- 手技療法として、筋緊張を緩和させるマッサージとリラクゼーションを行う。
- 低周波治療を併用。
- 結果:
- 痛みの軽減(VAS 7/10に改善)。
- 動作範囲のわずかな改善。
- 患者の安静と痛みのコントロールを目的とした。
2日目
- 内容:
- 前回の施術の効果を踏まえ、軽いストレッチと体幹の安定運動を導入。
- 姿勢指導及び日常生活動作のアドバイス。
- 温熱療法と微弱電流療法を併用。
- 結果:
- 痛みの軽減が進み、VAS 4/10に。
- 腰の動きもよりスムーズに。
- 防御姿勢が改善し、筋緊張もやや緩和。
3日目
- 内容:
- さらに軽度のストレッチと体幹トレーニングの導入。
- 患者の動作練習と正しい姿勢の指導。
- 手技療法と電療の継続。
- 結果:
- 痛みはほぼ取れ、VAS 2/10に低下。
- 日常動作はほぼ通常通り可能に。
- 腰部の筋緊張もかなり緩和。
4日目(最終)
- 内容:
- 完全な動作回復を確認し、セルフケアの指導。
- 軽度のストレッチと体操を推奨。
- 仕事復帰の準備と注意点の説明。
- 結果:
- 痛みは完全に解消。
- 腰の動きも正常範囲内に回復。
- 施術は終了とした。
【経過総括】
患者は発症後、当院での適切な安静と低周波・温熱療法、手技療法を併用した結果、約4日間で激しい痛みを改善し、通常の活動に復帰できる状態となった。
【考察】
ぎっくり腰は急性の筋・靭帯の損傷や炎症によるものであり、早期の適切な施術と安静、セルフケア指導が重要である。今回のケースでは、早期の施術と患者への指導により、短期間での回復が得られた。
【今後の予防と指導】
- 重い物を持ち上げる際は正しい姿勢を心掛ける。
- 適度なストレッチと筋力維持。
- 急激な動作を避ける。
※本症例は個人情報保護のため詳細は省略しています。
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