交通事故施術報告 18
昨年のお盆期間中に交通事故に遭われた男性患者様の施術経過(18:症例報告)
1. 患者情報
- 年齢/性別: 35歳 男性
- 職業: 会社員
- 身長/体重: 173 cm / 70 kg
- 既往歴: 特記事項なし
- 来院動機: お盆期間中の交通事故後の頸部痛・肩こり・頭痛の改善目的で来院
2. 事故機序と初診時状況
- 事故日: 昨年のお盆期間中(8月13日夕方)
- 事故機序: 信号待ち中の追突(後方衝突)により頸部および肩甲帯の局所痛を訴える。シートベルト着用。車内の急激な前方・側方運動に伴うムチ打ち様症状が主訴。
- 主訴: 頸部痛、上部背部痛、右肩の痛み、頭痛。睡眠時の痛み悪化あり。吐き気はなし。しばしば動作時痛・頭痛のため日常動作に支障。
- 初検日: 8月14日
- 神経学的所見: 単純な運動痛・筋緊張はあるが、手指のしびれ・脱力・麻痺は認めず。深部腱反射正常。
- 画像評価: 提携医療機関での頚部X線では大きな異常は認めず
3. 初検時評価(治療計画の基礎情報)
- 痛み評価 (VAS): 頸部痛7/10、頭痛6/10、肩部痛5/10
- 可動域評価(頸部): 前屈約25°、後屈約40°、左右回旋各約40°、側屈約20°
- 器質的異常の有無: 神経症状なし、循環・呼吸状態良好
-負傷): 頸部捻挫(むち打ち症)軽度〜中等度、肩甲帯痛を伴う筋膜性痛み
4. 施術方針(施術計画の要点)
- 施術方針: 早期痛み軽減と頸部・肩甲帯の機能回復を目的とした多要素アプローチ
- 疼痛管理: 低周波治療、温熱療法、ハイボルト治療
- 徒手療法: 頸部・肩甲帯の筋緊張緩和を中心とした安全な徒手刺激、筋膜リリースを適宜実施
- 運動療法: 可動域改善と再発予防のための自宅エクササイズと院内エクササイズの組み合わせ
- 生活指導: 姿勢改善、睡眠と休息の確保、過度な首の屈伸を避ける動作指導
- 介入頻度: 週2回の来院を標準とし、4週間を基本期間とする
- 保険・手続き: 自賠責保険適用を前提に、施術計画と来院スケジュールを整備
5. 施術経過
- 第1週
- 来院頻度: 2回
- 主な介入: 低周波+温熱、ハイボルト療法、頸部–肩甲帯の軽度の徒手療法
- 痛み・機能の変化: 頸部痛7→5/10、頭痛6→5/10、肩部痛5→4/10。 ROMは前屈25°→30°、回旋は40°程度を維持。睡眠は改善傾向。
- 日常生活: 日常動作の負荷を減らす指導を受け、椅子・机の高さ調整、スマホ・長時間の頸部固定を回避。
- 第2週
- 来院頻度: 2回
- 介入: 徒手療法の強度を徐々に上げつつ、頸部の安定性エクササイズを導入。肩甲帯の安定化エクササイズを追加。
- 痛み・機能: 頸部痛5→3/10、頭痛5→3/10。 ROM: 前屈32°、後屈45°、回旋40–45°、側屈22°程度。
- 生活: 作業復帰レベルの検討を開始。長時間のデスクワーク時には休憩とストレッチを推奨。
- 第3週
- 来院頻度: 2回
- 介入: 筋膜リリースの併用強度調整、可動域訓練の継続、日常動作の再教育を強化。
- 痛み・機能: 頸部痛3→2/10、頭痛2–3/10。 ROM: 前屈38°、後屈50°、回旋50°前後、側屈28°。
- 第4週(最終週)
- 来院頻度: 2回
- 介入: 早期再発予防を意識した運動の自立度を高め、痛みがほぼ消失。頸部安定性と肩甲帯の連動を中心へ移行。
- 痛み・機能: 頸部痛1–2/10、頭痛0–1/10。 ROM: 回復傾向にあり日常動作は制約なし。
- 安全性: red flagは認めず、神経学的障害も再発なし。
6. 結果と総括
- 最終評価時点で痛みは著しく軽減し、日常生活および軽度の職務にはほぼ支障なし。頸部の可動域も大幅に改善し、肩甲帯の動的安定性も向上。
- この症例では「むち打ち症(頸部捻挫)」と関連痛が主訴で、早期の多角的アプローチにより4週間程度で機能回復の見込める経過を示しました。
- 今後のフォローアップ方針: 3か月・6か月時点での再発予防と慢性化のモニタリング。必要に応じて作業復職後のメンテナンス治療を継続。
7. 考察
- お盆期間は帰省・渋滞・混雑などで予期せぬ事故リスクが高まるため、早期受診と適切な施術計画が重要。むち打ちは早期介入により長期的な後遺症リスクを低減できます。
→ 電話をして、詳しく話を聞く (0800-200-3830)
※交通事故で相手ともめている状態 → 交通事故専門弁護士と無料相談出来ます。
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当院に電話を頂ければ、弁護士直通電話をお伝えします。
※交通事故に遭ってこれから病院に行く予定の方
→どこでも良いとお考えの方少しお待ちください。懇切丁寧な提携病院をご紹介します。
(豊田市:逢妻クリニック 豊明市:前原外科・整形外科)
※交通事故加害者(過失1~10割)・自損事故で体をケガした方もご相談下さい。
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