頭蓋骨骨折
1)頭蓋冠骨折:一般的に直達外力によることが多い。高所からの転落、硬い物質の強打によりおこる。
2)頭蓋底骨折:介達外力で起こりやすい。足底や臀部をついて転落した時に頸椎により頭蓋底が
突き上げられ骨折する。
(症状)
1)脳神経障害:顔面神経、内耳神経が侵されやすい。
2)脳頭蓋腔と連絡する腔、その周囲の出血(眼窩結膜下、鼻耳、乳様突起)
(応急処置)
絶対安静
移送時、頭部を高くし、砂袋・毛布で頭部周囲を固定。出血がある場合は、止血。
保冷剤等で頭部を冷却
(注意点)
骨折の確認が困難であり、後に脳圧の変化で脳損傷をきたす。
小児では、陥没骨折が多い。中枢神経に与える影響は少ないが、将来の事があるので
専門医に委ねる。
(合併症)
脳震盪、脳挫傷、脳圧迫症、頭蓋内出血
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