〇症状が軽減しない場合は手術が行わることも
薬による治療や運動療法といった保存療法を行っても痛みが軽減しない場合や
断裂が短期間に広がるような場合は、手術が検討されます。
特に60歳以下の場合は、薬で痛みが軽くなっても活動的な生活を続けているうちに、
断裂が広がってしまう可能性が高くなります。
そうなると手術を行うことが難しくなるので、早めに手術を受けることが望ましいのです。
高齢者の場合は保存療法が基本ですが、痛みが続いて日常生活で困っている場合は、手術が
検討されます。
腱板断裂の手術には、2つの方法があります。
次回、お話いたします。
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〇薬で痛みを和らげ、運動で肩の筋肉をほぐす
腱板断裂の治療では、まず薬による治療と運動療法が行われます。
薬は、痛みを和らげるために使用します。使われるのは非ステロイド抗炎症薬で、飲み薬や塗り薬、貼り薬があります。
夜間の痛みに対しては、トラマドールやプレガバリンが効果的です。
痛みが特に強い場合には、ステロイド薬やヒアルロン酸を患部に注射する治療が行われます。
運動療法は、痛みが軽い時や痛みが治まってから行います。
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〇早めの受診が必要です。
腱板断裂の症状は「五十肩」に似ていますが、断裂自体が自然に治ることはありません。
次の症状に1つでも当てはまる場合は、腱板断裂が起こっている可能性があります。
①肩や上腕の痛みが続く
②夜間や安静時にも痛む
③肩を動かしづらい状況が続く
④方が引っかかる感じがある
当院の提携病院にて、MRI検査やエコー検査を行っていますので、お気軽にご相談下さい。
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〇症状が現れない場合もあります。
腱板に炎症が起こることで、「肩や上腕ば痛む」「肩が動かしづらい」などの症状が
現れます。しかし、約6割の人は症状が現れないという報告があります。
加齢による腱板の損傷の多くは、ゆっくりと進行するため、炎症が起こりにくく、痛みも
生じにくいのです。
しかし、断裂が広がったり、炎症や出血が起こったりすると、痛むようになります。
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腱板断裂は、高齢者に多い病気です。
60歳代では、約5人に1人、70歳代では約4人に1人の割合で起こっているとされます。
(原因の多くは加齢)
腱板断裂は、肩の骨と筋肉をつなぐ腱板が裂けたり、切れたりする病変です。
腱板断裂が特に起こりやすいのは、棘上筋という筋肉の腱板です。
それは腕を上げる時に、ここに最も強く負担がかかるためです。
また、棘上筋の腱板は、すぐ上に骨(肩甲骨のうち、肩峰という部分)と靭帯が
あるため、そこにこすれて傷つきやすいことも関係しています。
腱板断裂の最も大きな原因は「加齢」です。
腱板が古い輪ゴムのようにもろくなり、亀裂が入ってしまうのです。
転んで肩を痛めたり、スポーツで肩を酷使したりすることで腱板断裂が起こることも
ありますが、多くは特にきっかけもなく発生します。
腱板断裂は、高齢者に多い病気です。
60歳代では、約5人に1人、70歳代では約4人に1人の割合で起こっているとされます。
(原因の多くは加齢)
腱板断裂は、肩の骨と筋肉をつなぐ腱板が裂けたり、切れたりする病変です。
腱板断裂が特に起こりやすいのは、棘上筋という筋肉の腱板です。
それは腕を上げる時に、ここに最も強く負担がかかるためです。
また、棘上筋の腱板は、すぐ上に骨(肩甲骨のうち、肩峰という部分)と靭帯が
あるため、そこにこすれて傷つきやすいことも関係しています。
腱板断裂の最も大きな原因は「加齢」です。
腱板が古い輪ゴムのようにもろくなり、亀裂が入ってしまうのです。
転んで肩を痛めたり、スポーツで肩を酷使したりすることで腱板断裂が起こることも
ありますが、多くは特にきっかけもなく発生します。
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